皆さん人生のさまざまな場面で緊張を経験してきたと思います。
「緊張はどうしてもするものだから、どうしようもない」
そんな思いを抱いていませんか?
確かにそうなのですが、それで片付けてしまっては
いつまでも大事な場面で
パフォーマンスが低いままになってしまいませんか?
今回はそのような緊張の正体を明確にして
正しく付き合う事が出来るようになる為の考え方をお伝えしたいと思います。
- 緊張に打ち勝つにはプラスの効果に注目する
- 緊張の原因とはつまり何なのか
- 緊張への対策はどのような方法があるのか
緊張に打ち勝つにはプラスの効果に注目する
皆さんは普段どんな場面で緊張しますか?
- 大事な会議での報告
- 結婚式のスピーチ
- 部活の試合
- 愛の告白
- 治安の悪い場所での恐怖
緊張にもいろいろな種類がありますね。
このような場面で能力を発揮できる人と、できない人がいます。
単純に性格の問題と言ってっしまえば簡単ですが、
そんな回答では納得できないでしょう。
こういった場面で緊張してしまうとどうなるか、
緊張がもたらす効果は以下のようなものがあります。
良いパターン
- 集中力が増して冷静に行動できる
- 心拍が上昇し、俊敏に動ける
悪いパターン
- 緊張の意識が強くなりすぎて冷静な判断ができなくなる
- 悪いイメージが動作を躊躇させる
緊張にもプラスとマイナスの働きがありますよね?
みなさんは緊張と聞いてどちらを思い浮かべましたか?
どちらかというと、マイナスのイメージの方が多いのではないでしょうか。
その状態では緊張する場面で失敗に繋がってしまいます。
緊張とうまく付き合う方法を知ることで
緊張に打ち勝つ事が出来るのです。
ではどのようにしてプラスの効果を取り入れていくか、考えていきましょう。
緊張の原因とはつまり何なのか
先ほどの
- 大事な会議での報告
- 結婚式のスピーチ
- 部活の試合
- 愛の告白
- 治安の悪い場所での恐怖
これらの場面での心理を整理すると
本当の問題点は
- そもそも自分に自信がないこと
- 失敗への価値観が否定的である
- プライドと実力のバランスが悪い
- 準備が全然足りていない
- 心の整理と覚悟が中途半端
このような事だと思います。
この中でも「思考の整理と事前準備」が緊張のプラス面に繋がる重要点になります。
重要な局面に対峙する前にこれらの項目としっかり向き合っていきましょう。
対策が不十分なまま、当日を迎えていませんか?
緊張への対策はどのような方法があるのか
ではどのような対策が有効なのか、先ほどの問題点を処理していきましょう!
状況作りが不十分だと緊張がマイナスに働く
突発的なものを除くと、大抵のことは「事前準備」が可能です。
緊張することが分かっている場面を
不安定な準備で迎えると緊張するどころか倍増します。
計画段階から徐々に貯蓄されていく不安が
準備不足だと感じた瞬間にすべて解放されるからです。
当日の緊張対策は、「対策を網羅することです」
それは「思いつく対策を全て用意した段階のこと」です。
どれだけ準備しても結果が伴わない場合もあります。
しかしそれは防ぎようのない事態です。
想定外の失敗は実力不足ですので諦めて反省しましょう。
次の準備に対しての「対策」に繋がります。
こうして人はステップアップしていき、
より多くの「体験」「経験」を手に入れて失敗や緊張に強くなるのです。
失敗を恐れて緊張するのであれば、失敗しても大丈夫と思える状況を作りましょう。
最悪の場面はどんな状態か意識し続ける
覚悟を決めるための一つの対策として
「最悪の場面はどんな状態か意識し続ける」ことが有効です。
命を落とすような挑戦でなければ、一番私が意識することかもしれません。
「どんなひどい失敗をしてもこの状態になるだけ」
最悪が想定できればその他の結果は全て想定内でしょう。
とにかく一番都合の悪い事を起きる可能性があるなら意識してください。
ピンチになっても「まだ最悪ではない」という感情が心を冷静にさせます。
感情を整理して覚悟を決める
感情を整理していきましょう。
- 失敗してどんな状態になるのが怖いのか。
- 何を失いたくないのか。
- 今回の結果であなたの人生が終わるような状態になるのか。
- それなら今回挑戦する必要があるのか。
- 失敗のイメージを誇張していないか。
- 成功と失敗の比率を見て勝ち目はあるのか。
あなたは本音で何を思っているのでしょう。
緊張の正体は「覚悟が決まっていないことに対しての不安」です。
不安は覚悟が決まっていない物事や感情に対して起こりやすいです。
絶対出来ること「手を上げて」不安は生まれないですよね?
なので極限までこの溝を埋めましょう。
ここで効いてくるのは先ほどの「事前準備や意識の徹底」です
必ず小さな不安は残ると思いますが、全て理解して飛び込むしかありません。
覚悟を決める為に出来る「思考・対策」は全て行っておきましょう。
人は定期的に不安や緊張に襲われます。
経験がものをいう場面も多くなります。
そんな状況になる前にこういった思考を身に付けていれば
大事な場面でのパフォーマンスの向上に繋がるのではないかと思います。
緊張とは決して悪い事ばかりではありません。
適度な緊張は様々なプラスの効果を生みます。
どんなプロでも緊張します。
コントロール・抑制出来ることが大切ですので、いろんな場面を想定できるようにどんどん経験を増やしていきましょう。