職場環境が変化する時には様々な不安が生まれます。
知らない場所(ポジション)で、何から始めればいいか分からない。
心機一転頑張りたいけど、大丈夫かな?
そんな不安の中でどうやって「環境の変化」に対応していくのか。
今回はそう言った場面での行動と注意点についてお伝えいたします。
- 適応能力の重要性
- 適応能力が高い人の特徴とは
- 変化を受け入れて、自己開示している
- 前向きでチャレンジ精神がある
- 相手からのフィードバックを整理できる
- 適応できない人にありがちな失敗
- 人の話を受け入れない
- 自分の価値観から抜け出せない
- 多面的に物事を考えられない
- 上記を踏まえてどう適応していくのか?
適応能力の重要性を考える
適応能力とはここでは「環境に合わせて行動や考え方をうまく切り替える能力」として考えます。
昨今インターネット・スマートフォンの普及などで環境の変化が著しくなっています。
この状況においては「新しいもの」「変化していく物」に対応できないと、どんどん差がついてしまいます。
人間関係だけでなく、様々な事象に対する「適応能力」が重要になってくるのです。
ここから「適応能力」が高い人の特徴をみていきましょう。
適応能力が高い人の特徴とは
① 変化を受け入れて、自己開示している
環境が変化したときは、まず状況を受け入れましょう。
現状をよく観察して、あなたがどう動くべきなのか
「必要なもの」「行動」を考えます。
新しい環境で注意するべきなのが、
あなたの色が強く出すぎていないか?ということです。
あなたは参入する側の人間です、現場の人間からすると
あなたはまだ「得体のしれない存在」なのです。
自己開示してから飛び込むのではなく、溶け込むようなイメージで参入しましょう。
あなたを知って安心してもらえれば、相手も受け入れるハードルが下がっていくのです。
② 前向きでチャレンジ精神がある
ある程度現状を理解出来たらどんどんチャレンジしていきましょう!
受け身でいては、受け入れてもらうまでに時間がかかります。
無謀な挑戦ではなく
「これに挑戦したいです!」
「この件の理解が浅いのでやらせてもらっていいですか?」
前向きに物事に取り組むことで
あなたの存在が自然と環境に必要となり、組織の一員として確立されていくのです。
③ 相手からのフィードバックを整理できる
前向きに作業に取り組んでいても
時には失敗やイレギュラーも発生します。
ここで重要なのは
必ずフィードバックをもらい「相手の思考と反省点」を取り入れることです。
勝手に「これがよくなかった」と決めつけずに
相手の要求と反省後の自分の行動に
すれ違いがないかを整理しておきましょう。
この工程を取り入れれば
問題に対して、双方の関係が崩れることなく
自身の環境にも変化が少なくて済みます。
適応できない人にありがちな失敗
① 人の話を受け入れない
人の話を聞けない人は、新しい環境に参入しても苦労します。
相手の意見を受け入れることが出来ていないと、
「話題の本質を間違って理解している場合」に気づけなかったり、
様々なコミュニケーションが上手くいきません。
まずは相手を理解しようと歩み寄ることです。
それでもだめなら第三者の介入を求めましょう。
しかしここでも話の本質が理解出来ていないと
第三者的にも「物事の対応が出来ない人間」だと評価を下げられてしまいます。
人の話を聞けない人間は、組織に適応できないのです。
② 自分の価値観から抜け出せない
自分の価値観というのは自身を表現するうえではとても大切なものです。
しかしそれは相手も同じです。
状況に応じて
自分の価値観を妥協してでも相手を理解しよう出来るかが大切です。
「どう考えても自分が正しい、何でわからないんだ?」
という状況になってしまうとムキになってしまい
どうにかして自分の意見に寄せようと意地になってしまいます。
「何か自分が理解出来ていない事はないだろうか?」という
柔軟性を失っていないかに注意しましょう。
③ 多面的に物事を考えられない
言葉や行動には裏表があり、同じ言葉に色んな意味が隠されています。
人の表現に対しては注意深く観察することが重要です。
よくミスが出るのは「思い込み」です。
人は決定してしまうと、変更に大変な労力を使います。
なので「こうだ!」と決める前には
「本当にこれであっているかな」「価値観の相違はないかな」
いくつかテンポを落として思考することが大切だと思います。
人の行動に対しての多面性を感じれるようになれば、
適応力が高くなったといえるのではないでしょうか。
上記を踏まえてどう適応していくのか?
様々なパターンがあり、一言に適応といっても難しいですが
結局はどれだけ真剣に相手や場面を理解しようとするかで、
環境への溶け込み方が変わってくるのかなと思います。
どれだけ相手に興味を持ってもらうか、どれだけ相手に興味が持てるか。
いろんな経験を通して適切な対応、行動を学んでいきましょう。