転職を考えられている方の理由は様々だとは思いますが、
基本的には共通点があると思います。
「なぜこの理由に陥ってしまうのか」
「自分に原因があるとすればどういったことか」
割合が多いとされる3項目
【人間関係】
【給与・労働時間】
【業務内容・労働環境】
これらを再考することで「次の転職に向かって改善していけること」
「必要である考え方」をお伝えしたいと思います。
- 人間関係
- あなたのコミュニケーションは適切だったのか
- 誰が見ても懸命に業務に取り組めていたか
- 給与・労働時間
- 求める給与はあなたのスキルに見合っているのか
- 業務効率を上げる努力は出来ていたのか
- 業務内容・労働環境
- あなたが選んだ会社なのになぜ不満が出たのか
- やりたい仕事ができなかったのは何故か
人間関係
あなたのコミュニケーションは適切だったのか
会社には様々な人間が在籍しており、そのすべてに対応できる人まずいません。
多少の我慢は必要になるでしょう。
何もしない、高圧的、不満悪口が多い人。
人間関係が退職理由という人は
そんな人とのコミュニケーションはどのように行っていたでしょうか。
「面倒な人間とのコミュニケーションなんてしなかった」
そうではありませんでしたか?
「対話姿勢がないこと」「相手を受け入れようとしていないこと」が
相手に伝わっていたのかもしれません。
どうすれば相手とうまくコミュニケーションがとれるのか。
相手がどうであれ、まずあなたが
「精一杯相手を受け入れようとしたか」を見つめ直してみましょう。
コミュニケーションが円滑に取れる人間は多いと思いますが
例外として
「馴れ合いの環境は必要ない」 「価値観がそもそも違う」ような人間もいたり
「和気あいあいとやっていては他に勝てない」と思う人もいるわけです。
ストレスのない人間関係の構築は良いと思いますが、
相手の価値観が固まってしまっている場合もありますので
「無理な時は無理」距離をとった人間関係の在り方もあるので無理する必要はない、
あくまで「放棄は良くない」ということですので、付け加えてお伝えしておきます。
誰が見ても懸命に業務に取り組めていたか
あなたの労働状態はどのようなものでしたか?
出来ることは全て行ったうえで、相手の人間性に問題があると判断したのでしょうか。
人間関係は本当に複雑です。
あなたが一生懸命取り組んでいたとしてもその人とっては
不満が溜まっている場合もあります。
本音を聞ければいいが、確認も取りづらい。
「どうしようもない」で片付けてしまってはすべて相手次第の結果になってしまいます。
そこであなたの「周りを味方につける力」が重要になってきます。
相手が理不尽な要求をしてくるかもしれません。
その場合でもその職場でやっていきたいのなら、
誰が見てもあなたが優秀で相手が間違っていることを証明しなければなりません。
そのためにもまずは「あなたのレベルをまわりが評価している状況」にする必要があります。
人間関係の改善はあなたが頭角を現してまわりを味方につけていき、
環境の力を使ってその人よりも優位に立つ必要があります。
必要のない人間は必ず追いやられます、そこまで粘らなければなりません。
相手が変わるだとか、誰かが劇的に改善をしてくれるなんて確率が低いことに期待せず、
「あなた自身が職場と人間関係を変える」その意識が次職もいずれ必要になるでしょう。
給与・労働時間
求める給与はあなたのスキルに見合っているのか
給与は売上制でもない限り、基本的には少ないと感じることが多いでしょう。
あなたの業務がどれだけの価値を生み出しているのかが明確ではないからです。
みんな一日中、懸命に働いて、疲れたなと帰路につきます。
そんな日々が一か月続いても、自由とは程遠い給与の方が多いのではないでしょうか。
不満が出ても仕方ないと思います。
会社に勤めている限り、売り上げがどう使われるかの権限はあなたにありません。
労働・残業時間をどのくらい使って、どのくらいの給与を目指すのか。
労働の疲労度合いや安定・危険性も考慮する、
業界の水準とあなたのスキルを照らし合わせて、次の会社に求める待遇を考えます。
あなたが今貰っている給与水準は本当に適切ではないのでしょうか?
どの業界に行ってもスキルがないのであれば、給与は上がりません。
少し考えを変えて、「給与額」にこだわらずに、
あなたに合った働き方・時間を考えてみてはいかがでしょうか?
業務効率を上げる努力は出来ていたのか
労働時間が問題になっている会社は多く存在します。
あなたの会社もそうかもしれません。
業務量が適切でなかったと感じることも多いでしょう。
ここでも考えなければならないのが、
「個人の価値観で判断しない」ということです。
あなたにとっては多くても、慣れている人にとってはこなせる量かもしれません。
これは単に「あなたがまだ未熟」なだけの可能性もあります。
誰が見てもおかしい量ならともかく
みんなの意見を聞いて効率化すれば、業務量に関しては解決できるかもしれません。
どの職場でも業務量の要求は多いと思います。
自分一人の効率化手段だけでなく、先輩のサボり方を教えてもらったり、
ガジェット・AIなどで解決出来ないか検討しましょう。
現状の「課題と向き合える能力」が次の職場でも必ず必要になってきます。
業務内容・労働環境
あなたが選んだ会社なのになぜ不満が出たのか
「思っていた仕事ではなかった」
このような退職理由もよく聞かれます。
しかし方向性も内容も確認して入社しているのに
なぜこのようなことが起きるのでしょうか。
主な要因として
- 面接で最重要事項を問えていなかった
- 面接官と自分に感覚の違いがあった
- 企業の求人情報を鵜呑みにしてしまった
このような内容があるかと思います。
次回の面接の対策で組み込めば問題ないのですが、
ここは闇が深い部分かと思いますので、深掘っていきましょう。
転職ではまず「絶対に譲れない条件」を明確にしておかなければなりません。
企業側は「聞いてこなければ、都合の悪い部分は話さない」のがほとんどです。
自分の身を守るためにも、ハッキリさせたいことは明確な質問をぶつけましょう。
ブラックな企業であれば書類をうやむやにしたり、持ち帰らせなかったりもありえます。
証拠として残らない面接内容であれば、契約を交わすまで油断は禁物です。
相手が最後に書類を回収する可能性もある為、
面接中は必ずメモを取るようにして、記録を残しましょう。
会社の内部事情に関しての確認は、口コミサイトなどではバイアスの掛かった情報が多いので
入社後すぐに先輩や同僚に確認して、真実の裏付けが取れたときに改めて判断するしか
この会社での時間の浪費を防ぐことは残念ながら出来ないでしょう。
これらは会社側の問題ですが、今度は自身の問題について考えます。
「やりたいことが出来なかった、やらせてもらえなかった」
このような場合は少しやってきた業務を振り返る必要があるかもしれません。
やりたい仕事ができなかったのは何故か
業務はあるが、仕事をさせてもらえない理由として
- 任せられるまでに至っていない
- 人気があり、枠が少ないような事柄
- やりたいことよりもやって欲しい事(出来る仕事)を優先されている
このようなことが考えられます。
あきらかな贔屓が無い場合は
あなたの能力を向上させて周囲を納得させなければ目的の業務は行えません。
あなたが「やりたいことが行えなかった」というのであれば
この点はキチンと振り返っておかなければならないわけですが、
あなたは他の人間よりその仕事を任される理由を説明できますか?
やりたいことが出来なかったことを環境だけのせいにしているのでれば
それは意識を変えなければなりません。
どんな職場に行こうとも、いきなり裁量権を与えてくれる会社は少ないと思いますし
その責任を重いと思う人もいるでしょう。
あなたが今の会社、次の会社で「やりたいことが出来るようにする」為には
「やりたいことに対しての能力があることを証明すること」
「あなたに任せたいと思えるような根拠と熱意を感じてもらうこと」
そのことを示す事が必要です、その為には
「一心不乱に職務に取り組む期間が必要」であることを自覚しましょう。
転職はいつでもできますし、今の会社に不満があるほど
他社が煌びやかに見えるものです。
しかし、転職で本当に大切なことは
「あなたが成長するために変化すること」ではないでしょうか。
今の会社の不満点はあなたにはどうしようもない事なのか、
会社が変われば必ず良くなることなのかよく考えましょう。
今回の内容が、会社に求めるばかりではなく自己成長に繋げていける
転職を行うための材料になればなと思います。